WhatsApp Flowのフォーム回答をCRMに自動で保存する方法
WhatsApp Flowなら、見込み客の予算、住所、予約日時を数回のタップで集められます。大切なのはその後です。手作業でコピーせずに、すべての回答をお客様のプロフィールフィールドにする方法を紹介します。
MonoChatチーム 更新日: 1 分で読めます
目次
WhatsApp Flowは、チャットの中で構造化された情報を集めるのにいちばん手早い方法です。見込み客の予算と時期、配送先住所、予約の希望枠、同意付きの登録などが対象です。お客様は数画面をタップして、ボタンを押すだけです。ところが多くのチームでは、その後に担当者が会話を開き、回答を読み、CRMに手入力しています。
この最後の作業で、回答は失われ、打ち間違えられ、あるいは入力されないままになります。このガイドでは、MonoChatですべての回答をお客様のプロフィールフィールドに直接保存する方法、内容を確認する方法、データが入った後の活用方法を紹介します。
お客様がFlowを送信すると何が起きるか
Metaは、WhatsApp Flowsを「ビジネスメッセージングで構造化されたやり取りを作る方法」と説明しています。お客様の連絡先と興味のある商品を集めたり、好みに合わせた見積もりを作ったりする使い方が挙げられています。
お客様がFlowを完了すると、Metaはその結果をほかのお客様メッセージと同じWebhookで御社に送ります。結果はnfm_replyタイプのインタラクティブメッセージとして届き、表示される本文はいつも「Sent」です。回答はresponse_jsonというフィールドに入り、その形はFlow JSONの設計で決まります。自動化では次の2点が重要です。
- 応答にはFlowのIDが含まれません。複数のフォームを送る場合は、フィールド名などで自分たちで区別する必要があります。
- 回答は、フォームで付けたフィールド名のまま届きます。フィールド名を分かりやすく付けることが、作業の半分です。
MonoChatでは、送信されたフォームが会話に表示され、フローは各回答を変数として読み取れます。{{message.payload.formData.<フィールド名>}}という形です。
回答をプロフィールフィールドに保存する理由
| チャットに残したままの回答 | プロフィールフィールドに保存した回答 |
|---|---|
| 予算を探すために担当者がスクロールする | 予算がすべての会話の横にあるお客様のプロフィールに入っている |
| 絞り込みもセグメント分けもできない | 任意のフィールドでCRMを絞り込み、フィルターを保存して一斉送信の対象にできる |
| 誰かが読むまで何も起きない | 回答が保存された瞬間に、フローが割り当て、タグ付け、返信を実行できる |
| 入力ミスや入力漏れが起きる | 値がフィールドの種類に変換され、不正な値は検出される |
MonoChat 3.8.43(2026年11月2日)から、お客様のプロフィールフィールドを設定ノードは、WhatsApp Flowの回答を含む変数からフィールドを埋められるようになり、値をフィールドの種類に変換します。
MonoChatでの手順
1. プロフィールフィールドを作る
CRM › プロフィールフィールドで、残したい回答ごとに適切な種類のフィールドを作ります。
| 回答 | フィールドの種類 |
|---|---|
| メールアドレス | メール |
| 予算 | 数値 |
| 希望日 | 日付 |
| 関心のある項目(複数の選択肢から1つ) | リスト |
| 別の連絡先の電話番号 | 電話番号 |
| 希望する言語 | 言語 |
フィールドには分かりやすい名前を付けます。手順4で、これらのフィールドをフォームの回答と対応させます。
2. フォームを作る
設定 › チャット › チャネルで、WhatsApp Business(Cloud)チャネルの**⋮メニューを開き、フロー、続いて作成**を選びます。テンプレートから開始で、リードフォーム、予約、新規登録、配送先住所、フィードバック、NPS アンケート、空白のいずれかを選びます。
デザイナーでは、各フィールドのフィールド名がラベルから自動で作られ、フィールド名を変更すると、それを参照している箇所もすべて更新されます。email、budget、area、delivery_dateのようなフィールド名を控えておきましょう。2つの画面で同じフィールド名を使うと、回答は<画面>_<名前>の形で送られるため、名前は重複させないでください。お客様に見えるとおりにプレビューで確認してから、公開します。
3. お客様にフォームを送る
Flowは、テンプレートメッセージのWhatsApp Flowボタンでお客様に届きます。テンプレートを作るときに、Flow、アクション、最初の画面を選びます。テンプレートは、チャットから、新しいお客様が書き込んだときに始まるフローから、または広告をクリックした後に送れます。
短く分かりやすいテンプレートのほうが、フォームの完了率が上がります。
山田様、お問い合わせありがとうございます。ご希望に合うものだけをご案内するため、ご予算、エリア、時期を下の短いフォームでお知らせください。1分もかかりません。 [フォームを開く]
4. フローで回答を保存する
- 新規メッセージを受信しましたで始まるフローを作ります。フォームの回答は、お客様からのメッセージとして届きます。
- お客様のプロフィールフィールドを設定ノードを追加します。
- フィールドごとに変数からを選び、回答のパスを書きます。例:
{{message.payload.formData.email}}、{{message.payload.formData.budget}}、{{message.payload.formData.area}}。 - 失敗時の出力を会話を割り当てるノードにつなぎ、保存できなかった部分を担当者が補えるようにします。
- お客様のタグを設定ノードを追加し、たとえば
form-completedというタグを付けて、フォームを完了した人をチームが確認・絞り込めるようにします。
5. MonoChatが受け付ける値を知る
値はフィールドに合っている必要があります。ヘルプセンターの説明は次のとおりです。
| フィールドの種類 | 受け付ける値 |
|---|---|
| 数値 | 数値 |
| 日付 | ISO 8601形式の日付(2026-11-05または2026-11-05T14:30:00Z)、または秒単位かミリ秒単位のUnixタイムスタンプ |
| 電話番号 | 有効な電話番号 |
| メール | 有効なメールアドレス |
| リスト | リストの選択肢のいずれか |
| 詳細リスト | 選択肢のID、またはその名前のいずれか |
| 言語 | 有効にしている言語のいずれか |
変数が空の場合や値が合わない場合も、ほかのフィールドは保存され、ノードは失敗時の出力に進みます。失敗したアクションノードはエラーを実行ログに記録し、そこにフィールド名が表示されるので、フォームかフィールドを修正できます。
実践的なコツとして、フォームの選択肢をリストフィールドの選択肢と一字一句そろえてください。フォームの選択肢が「新宿」でも、リストフィールドの選択肢が「新宿エリア」では、フィールドは埋まりません。
6. 保存したデータを活用する
回答がフィールドになれば、ほかのお客様データと同じように使えます。
- リードを振り分ける。 プロフィールフィールドが更新されましたで始まる2つ目のフローで、基準を超える予算のリードをベテランの営業担当に直接割り当てられます。
- ちょうどよい時期にフォローする。 「購入予定日」のような日付フィールドは、プロフィールフィールドを使ったIf条件で判定できます。1か月以内に購入する人は今日担当者に回し、それより先の人にはフォロー用のタグを付けます。
- データを外部に送る。 HTTP リクエストノードで、フローの変数を使って同じ値を自社のCRM、ERP、予約システムに送れます。
- セグメント分けする。 CRMでは有効なすべてのプロフィールフィールドで絞り込めます。保存したフィルターは、受信に同意したお客様への一斉送信の対象にできます。
3つの例
不動産会社のリードフォーム。 目的、エリア、予算、時期を4つのフィールドに保存します。予算があり、時期が3か月以内の購入希望者は営業チームに割り当て、それ以外の人には後日のフォロー用タグを付けます。
代金引換の配送先住所。 注文後に、配送先住所フォームで住所と希望の配達時間帯を集めます。フローが両方を保存し、HTTP リクエストでストアに送ってから、お客様に確認メッセージを送ります。確認の手順は代金引換の注文確認ガイドで解説しています。
クリニックの予約リクエスト。 診療内容、希望日、連絡先を保存します。日付フィールドがあるので、受付は確定前に来週の依頼をまとめて確認できます。
同意もフォームで取る
書き込んだ後にお客様が入力するフォームは、頼んでいない相手に送るオファーとはまったく別物です。後でオファーを送る予定があるなら、フォームのほかの質問とは別に、同意をはっきり確認してください。新規登録テンプレートには同意のステップがあり、フローのオプトインノードは、書いた質問をお客様に尋ねて、その回答を保存します。マーケティングメッセージは、同意したお客様にだけ送りましょう。オプトインのガイドで、それが番号の保護にもなる理由を解説しています。
本番前のチェックリスト
- プロフィールフィールドを適切な種類で作成した。
- フォームのフィールド名を控え、重複がなく読みやすい。
- フォームの選択肢が、リストフィールドの選択肢と一致している。
- 新規メッセージを受信しましたで始まるフローに、変数からのお客様のプロフィールフィールドを設定を入れた。
- 失敗時が担当者につながり、完了したフォームにはタグが付く。
- テスト送信を1件、お客様のプロフィールと実行ログで確認した。
まず1つのフォームから
MonoChatは、ビジネスメッセージングソフトウェアであり、Metaの公式ビジネスパートナー(Meta Business Partner)です。御社自身のWhatsApp番号をMetaのCloud APIに接続し、Flow JSONなしでWhatsApp Flowsを作成し、数分で作れるフローで、その回答をお客様のプロフィールに保存します。すべてのノードはフローのヘルプ記事で確認できます。
app.monochat.aiから無料で始められます。
出典
- Meta for Developers: WhatsApp Flows(2026年11月3日閲覧)
- Meta for Developers: Receiving the Flow response(2026年11月3日閲覧)
- MonoChat help center: Flows, Set Customer Profile Field from a variable(2026年11月3日閲覧)
- MonoChat help center: WhatsApp Flows(2026年11月3日閲覧)
- MonoChat release notes 3.8.43(2026年11月3日閲覧)
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