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WhatsApp テンプレートライブラリ:Meta の審査なしで使えるユーティリティテンプレート

発送のお知らせがマーケティングと判定されたり、公開日当日に審査待ちになったりすると、お客様が待っている連絡が届きません。Meta のテンプレートライブラリには、注文・配送・支払い向けの既製ユーティリティテンプレートがあり、審査なしで承認されます。収録内容、変更できること・できないこと、MonoChat で数分で作成する手順を紹介します。

MonoChatチーム 更新日: 2 分で読めます

目次
  1. ユーティリティテンプレートが止まってしまう理由
  2. テンプレートライブラリの収録内容
  3. 変更できること、できないこと
  4. ライブラリのテンプレートが向いている場面
  5. MonoChat でライブラリのテンプレートを作成する手順
  6. どこから送信できるか
  7. 例:海外向け EC の配送連絡
  8. 料金
  9. チェックリスト
  10. 出典

荷物は梱包済み、配送の手配も完了。ところが、昨日書いた発送のお知らせが、末尾の「新着商品はこちら」のせいで Meta にマーケティングと判定されて戻ってきた。あるいは、必要な朝になってもまだ審査中のまま。どちらの場合も、お客様は待っていた連絡を受け取れず、受信トレイには「注文した商品はどうなっていますか?」という問い合わせが並びます。

こうした日常的な連絡のために Meta が用意しているのが WhatsApp テンプレートライブラリです。Meta があらかじめ文面を作成し、カテゴリーも決めたユーティリティテンプレートの集まりで、1 つ選んで自社のリンクや電話番号を加えれば、すぐ送信できます。MonoChat ではバージョン 3.8.46 から、テンプレートビルダーでこれらのテンプレートを直接作成できます。海外のお客様への発送連絡や入金確認など、多言語での定型連絡が多い企業にとって、使いやすい方法です。

このガイドでは、ライブラリの中身、変更できること・できないこと、ライブラリのテンプレートが向いている場面と向かない場面、MonoChat での具体的な手順を解説します。

ユーティリティテンプレートが止まってしまう理由

24 時間のカスタマーサービスウィンドウの外では、WhatsApp は承認済みテンプレートから作成したメッセージしか配信しません。Meta はすべてのテンプレートを審査し、マーケティング、ユーティリティ、認証の 3 つのカテゴリーのいずれかに分類します。ユーティリティテンプレートは、注文、配送、予約、アカウント、支払いなど、お客様がすでに始めた手続きに関する連絡に使います。

このカテゴリーでは、次の 2 つの問題が繰り返し起こります。

  • カテゴリーの誤り。 ユーティリティテンプレートにプロモーション、割引、アップセルを加えると、マーケティングとして扱われます。Meta は、作成時にも、その後の定期的なチェックでもカテゴリーを変更することがあります。変更後のテンプレートがどうなるかは、テンプレートの品質評価と一時停止のガイドで解説しています。
  • 審査待ち。 新しいテンプレートは、最初の送信前に審査を通る必要があります。キャンペーンの開始、セール、配送の遅延で今日中に連絡したいときには困ります。

ライブラリは、最も一般的な連絡について、Meta がすでに文面を作成しカテゴリーも決めているため、この 2 つの問題を避けられます。

テンプレートライブラリの収録内容

Meta のドキュメントでは、ライブラリは「ユーティリティまたは認証にすでに分類された」既製のテンプレートと説明されています。トピック(アカウント更新、顧客フィードバック、注文管理、支払い)と業種(EC、金融サービス)で分類されており、次のような用途があります。

グループライブラリの用途
注文注文確認、注文に関する対応のお願い、注文の遅延、注文・取引のキャンセル、店頭での受け取り
配送発送確認、配達状況の更新、配達完了の確認、配達失敗、返品確認
支払い支払い確認、支払い期限のリマインダー、支払いの延滞、支払い予約、支払いに関する対応のお願い、支払いの拒否・失敗、自動支払いのリマインダー、領収書の添付
アカウントアカウント作成の確認、残高不足の警告、取引アラート、不正利用アラート、明細の発行通知、明細の添付
フィードバックアンケート

テンプレートは複数の言語で用意されており、それぞれ固定の本文とパラメーターで構成されます。パラメーターは、名前、金額、日付、住所、電話番号、メールアドレス、数字などの型を持つ入力欄で、Meta は送信時にその値をチェックします。金額として正しくない値や、長すぎる値は送信エラーになるため、入力途中のメッセージがお客様に届くことはありません。

ライブラリには、WhatsApp Flows で作られた対話型フォームのテンプレートもあり、アンケートや配達失敗の対応に使われます。Meta のドキュメントによると、フォームを使えるのは、メッセージ送信数の上限が引き上げられたアカウントのみです。

変更できること、できないこと

できることできないこと
連絡内容に合うテンプレートを選ぶメッセージの本文を書き換える
自社の名前を付ける言語やヘッダーを変更する
各リンクボタンに自社のウェブサイトのリンクを追加するプロモーション、割引、別の話題を加える
各電話ボタンに自社の電話番号を追加するマーケティングカテゴリーに変更する
送信のたびにパラメーターを入力するMeta の版にないボタンを追加する

自社の言葉遣いにしたい場合、トーンを変えたい場合、2 つの連絡をまとめたい場合は、WhatsApp テンプレートの作成方法で解説している標準のユーティリティテンプレートを作成してください。なお、Meta のドキュメントによると、WhatsApp Manager で Customize template を選ぶと、そのテンプレートは他のテンプレートと同じ審査を受けます。

ライブラリのテンプレートが向いている場面

次のような場合にライブラリを使います。

  • 連絡の内容が一般的である。 「商品を発送しました」「お支払い期限は…です」「お荷物をお届けできませんでした」のような連絡は、どの企業でもほぼ同じ文面になります。
  • スピードが重要である。 新しいショップ、新しい番号、新しい言語で、今日中に最初のユーティリティテンプレートが必要な場合です。
  • 自社で作った版が再分類された。 発送のお知らせが何度もマーケティングに移される場合、ライブラリのテンプレートなら Meta が決めたカテゴリーのまま使えます。
  • 社内で書き慣れない言語で送る。 ライブラリの文面は Meta が作成しているため、海外のお客様に向けて販売する企業でも、翻訳者なしでお客様の言語の正しいテンプレートを用意できます。

一方、ブランドらしい言葉で伝えたい場合、ライブラリにパラメーターがない情報(受け取りカウンターの番号や刻印の文字など)が必要な場合、お客様が 1 通で受け取りたい複数の情報をまとめたい場合は、自社のテンプレートを書いてください。

MonoChat でライブラリのテンプレートを作成する手順

MonoChat に WhatsApp Business (Cloud) チャネルとして接続された WhatsApp 番号が必要です。

1. チャネルのテンプレートを開く。 設定 › チャット › チャネル を開き、WhatsApp Business (Cloud) チャネルの ⋮ メニューから テンプレートメッセージ を選びます。一覧には、すべてのテンプレートの言語、ステータス、カテゴリーが表示されます。

2. 新しいテンプレートを始める。 作成 をクリックし、ユーティリティ カテゴリーと Meta のライブラリから の種類を選びます。

3. ライブラリを検索する。 ライブラリを検索 に「delivery」や「payment」などの言葉を入力するか、空欄のまま 検索 を選びます。

4. テンプレートを選ぶ。 ライブラリのテンプレート から 1 つ選びます。右側のライブプレビューに、言語、ヘッダー、メッセージ、ボタンが Meta の作成したとおりに表示されます。これらは編集できません。

5. リンクと電話番号を追加する。 リンクボタンごとに自社の ウェブサイトのURL を、電話ボタンごとに自社の電話番号を入力します。末尾が変数になるリンク(たとえば末尾に注文番号が付く追跡ページ)には、サンプルの値も必要です。

6. 名前を付けて送信する。 必要に応じてテンプレート名を変更し(小文字、数字、アンダースコア)、送信します。審査なしで承認され、他のテンプレートと同じようにチャネルの一覧に表示されます。

7. 変数に入る値を設定する。 テンプレート一覧で、そのテンプレートの 変数 を開き、各パラメーターに何を入れるかを MonoChat に設定します。固定のテキスト、または名前などの顧客項目を指定すると、テンプレートの送信時に自動で入力されます。

8. 任意:WhatsApp が再送を試みる時間を制限する。 MonoChat のユーティリティテンプレートでは、メッセージの有効期間(秒) を 30 秒から 12 時間の間で設定できます。「配送員が 30 分後に到着します」という連絡は、3 時間後に届いても意味がありません。有効期間を短くしておけば、WhatsApp が遅れて配信するのを防げます。

どこから送信できるか

承認後のライブラリのテンプレートは、MonoChat でテンプレートが使えるあらゆる場所で使えます。

  • チャットで。 ウィンドウが閉じたお客様に、担当者が連絡する必要があるとき。
  • フローで。 テンプレートメッセージを送信 ノードを使います。Shopify などのストアの注文 Webhook で起動するフローなら、注文が入った瞬間に注文確認を、ステータスが変わったときに配送状況の連絡を、それぞれ自動で送れます。
  • 一斉送信で。 たとえば、複数の注文に影響する配送遅延の連絡。
  • 自社システムから。 WhatsApp Template API アプリを通じて、1 回のリクエストで承認済みテンプレートを 1 人のお客様に送信できます。

例:海外向け EC の配送連絡

大阪で雑貨を扱い、海外のお客様に 1 日あたり約 150 件を発送しているネットショップを想定します。自社で作った発送のお知らせは、末尾の「コーディネート提案」の一文が原因で、2 回マーケティングに移されました。そこで、チームは 3 つのライブラリのテンプレートに置き換えます。

  • 発送確認。 リンクボタンは追跡ページ。注文が発送済みになったときに、フローから送信します。
  • 配達失敗。 電話ボタンにストアの電話番号を設定。配送会社から配達失敗の報告があったときに送信します。
  • 配達完了の確認。 荷物が届いたときに送信します。

クロスセルは別のマーケティングテンプレートに分け、販促メッセージにオプトインしたお客様にだけ送ります。これで配送の連絡は毎日ユーティリティメッセージとして届き、お客様が「明日は不在です」と返信すると、その返信で 24 時間ウィンドウが開き、チーム受信トレイに届いて、担当者が自由なテキストで回答できます。

料金

ライブラリのテンプレートのメッセージは、他のユーティリティテンプレートと同じように課金されます。Meta は、配信されたメッセージごとに、受信者の国のユーティリティ料金を請求し、月間の送信量に応じた段階で低い料金が適用されます。2026 年 10 月 1 日からは、カスタマーサービスウィンドウ内で送信したユーティリティメッセージも課金対象です。Click-to-WhatsApp 広告で開かれる無料のエントリーポイントウィンドウ内で送信したものは、引き続き無料です。請求は Meta から御社に直接行われ、Meta の公式ビジネスパートナー(official Meta Business Partner)である MonoChat は手数料を上乗せしません。送信先の国の最新の料金は、一斉送信の料金計算ツールでご確認ください。

チェックリスト

  • WhatsApp 番号を WhatsApp Business (Cloud) チャネルとして接続した
  • お客様が待っている連絡(注文、発送、配達、支払い)を洗い出した
  • 一般的な連絡はライブラリのテンプレートで作成し、自社のリンクと電話番号を設定した
  • 自社の言葉遣いが必要なものだけ、自社のユーティリティテンプレートを作成した
  • ユーティリティテンプレートにプロモーションを入れていない(オファーは別のマーケティングテンプレート)
  • 顧客項目が自動で入力されるよう、変数を設定した
  • 時間に左右される連絡に有効期間を設定した
  • フローまたは自社システムが、適切なイベントで各連絡を送信する

出典

よくある質問

よくあるご質問

WhatsApp テンプレートライブラリとは何ですか?

Meta が、よくある業務連絡向けにあらかじめ作成したメッセージテンプレートの一覧です。Meta はこれらをユーティリティまたは認証に分類しており、注文確認、発送・配達の連絡、配達失敗、支払いのリマインダーと確認、残高不足の警告、不正利用アラート、アンケートなどの用途があります。

ライブラリのテンプレートは Meta の審査が必要ですか?

Meta の文面のまま使う限り、審査は不要です。MonoChat で「Meta のライブラリから」の種類で作成したテンプレートは、審査なしで承認されます。WhatsApp Manager で文面をカスタマイズした場合は、Meta のドキュメントによると、送信前に審査が行われます。

ライブラリのテンプレートで変更できる部分は?

固定の本文、ヘッダー、言語は変更できません。送信時に、名前、金額、日付、住所などのパラメーターを入力し、ボタンには自社のウェブサイトのリンクや電話番号を追加します。送信前であれば、テンプレート名も変更できます。

MonoChat ではどのチャネルとカテゴリーで使えますか?

WhatsApp Business (Cloud) チャネルのユーティリティカテゴリーの種類の 1 つで、MonoChat 3.8.46 から利用できます。マーケティングテンプレートはライブラリに含まれず、販促の内容はユーティリティテンプレートでは受け付けられません。

ライブラリのテンプレートのメッセージ料金はいくらですか?

他のユーティリティテンプレートと同じです。Meta は、配信されたメッセージごとに受信者の国のユーティリティ料金を請求し、2026 年 10 月 1 日からは、カスタマーサービスウィンドウ内で送信したユーティリティメッセージも対象です。請求は Meta から直接行われ、MonoChat は手数料を上乗せしません。

ライブラリのテンプレートをフローや一斉送信から送れますか?

はい。承認後は、チャネル上の他のテンプレートと同じように使えます。チャット、フローの「テンプレートメッセージを送信」ノード、一斉送信、または MonoChat の WhatsApp Template API を通じた自社システムから送信できます。

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